コロナ渦の中、双騎出陣に出陣して参りました。前作との違い等を含めて、推しへの愛一直線のくそ熱いレビューをお伝えしていきます。
刀ミュ髭切膝丸双騎出陣2020兵庫公演
2020年9月2日18時半公演(アルカイックホール)に出陣して参りました。
1部
幼少期
兄の髭切と弟の膝丸の幼少期。それはそれは可愛らしい姿で、ウキャウキャしながら暮らしておりましたw 前作に比べて、兄が兄らしく、弟が弟らしく見えました。これは場数を踏んだせいでしょうか?特に兄が幼少期から、かなりしっかりしている感じに思えたのは、レミゼに出たせいか?と感じつつ。
お父様は開演3分程で、弓で撃たれてあっさり死亡。このシーン、弓を本当に撃たれた様に見えるんですよ。前回の時もだけど、弓をどこかに隠していて、自分で刺しているはずなのに、いつも見逃してしまい、手品みたいに見えます。うまいな~。
この時、幼い二人は父の仇討ちをすると誓ったわけですね。しかし、弟が養子に出されて仏門へ。二人は離れ離れに。ここまであっというま。可愛い時期はいつも一瞬で終わるので、心して見ておきます。
青年期
膝丸が養子先の坊主と一緒に登場。膝丸は、般若心境を適当に唱えているうちにソーラン節になって、ノリノリで踊りだします。会場からも笑いがバンバン。このお芝居の唯一笑うポイント。「やらないと先に進まないぞ」というアドリブ?も。
その後、髭切と膝丸は再会。二人とも父の仇討ちをあきらめていない事を知り、遂にこの時がきた。いざ!と覚悟を決めるシーンがとても熱量が凄くて、ぐっときます。
二人は仇討ちをする事を母に告げます。その時、一人ずつ交互に歌い舞うシーンの美しい事!三浦宏規の歌唱力の上達がよくわかるシーンです。前回はここまで上手くは無かった。やはり、東宝で歌を相当やらされたんだろうなと、お稽古姿を勝手に妄想。そしていつも重心のブレの無い舞いの姿は美しいと、しばし見惚れる時間です。戦前のしっとりタイム。
いざ!仇討ち
まずは兄が登場。袴を片方まくしあげ、ムチムチの太ももをさらけ出して戦うシーンが、すぐに終わりますので、見逃さない様に。オペラグラスで太ももを追いかけましょうw 次に弟登場。バッキバキの二の腕を出して戦います。出しっぱなしですので、全然見逃しませんw
殺陣のシーンでは、組み合ったりの様な接近戦ができず、ソーシャルディスタンスな戦いにも関わらず、それを全く感じさせない演出です。必ずしも接近戦=迫力にはつながらないものだな思いました。
最後は仇をやっつけた雰囲気ですが、倒れるわけじゃなく、扉の向こうに消えていくので、本当に死んだのかなぁ?と毎回思います。何かこのシーン、はっきり描いてないんですよね。血しぶきは、赤い花びらを散らしての演出なのですが、これは美しいです。ビシャっと血が飛ぶ様にしたら、女子は引くからかな?
兄弟も大負傷。兄、弟の順に死んでいきます。本来なら兄が死ぬ時、弟が兄を抱きかかえるのですが、今回はソーシャルディスタンス演出。兄は死ぬ時、何だかんだと弟に話しかけるのですが、弟もかなり負傷していて、兄に近寄りたくても近寄れない。ついでに母上も空気を読んで近寄れない。そんな雰囲気に仕上がっていました。
死にゆく兄のシーンで、鳥が飛んでいく姿を見ながら弟が語るシーンがあります。少し前に鳥が飛ぶシーンのフリがあっての回収シーンになります。この時、G線上のアリアが流れるのですが、もうせつなくて、苦しくてたまりません。ここからお客さんは泣き始めます。
そして弟も死に、アンサンブルが現れて、二人を椅子に座らせてスポットライトをあび、1幕終了です。このスポットライトの暗転が早すぎ!弟が兄を抱きかかえたり、重なりあって死んだりが今回出来ないので、最後のスポットライトは長くして、余韻に浸らせて!と少しイラっとしつつw
1部は1時間5分で終了。30分の休憩を挟んで2部スタートです。
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2部
アンサンブルの一人と、兄弟に殺された人が(名前w)現れて、2部の説明をします。「コール&レスポンスができません、ごめんなさい」と土下座w そのかわり、拍手でよろしくと言って、場の空気を温めた所で、
兄弟、シレっと生き返って、ゴシックな衣装に変身して登場。兄者はもう、黒執事のドルイットの様です。ヒデが着るやつですね。なんで和モノの舞台なのに洋になるのかという疑問は、その場で封じ込めましょう。
兄者が弟に振って、何かさせられる日替わりのネタは、「日向の真似して」でした。梅干しを作る件を真似したのをうけ、兄者が梅干しを食べた気になった時の、酸っぱそうな顔の可愛い事!天使か!弟もつられて酸っぱい顔。これまたカワイイ。殺す気か。
曲は何曲歌ったか数えていなかったけれど、確か新曲が1~2曲あった気がします。それよりも、アモーレよ!情熱のSymphonia よ!これは流司の曲だったはず。しかし弟、アモーレアモーレ♪とソロで歌わせてもらいます。というより、念入りに腰を動かせて頂きます。Look at my股間。いつものピタピタパンツで激しくグルングルン。
何を誘っているんだ、高野洸!殺す気か!オペラグラスで股間を追いましょうw
兄者のソロもあります。Endless Night。これはマリオの曲だったはず。中世ヨーロッパの美少年が着る様なヒラヒラなオーガンジー素材の服。こんなの着るのは、日本では三浦宏規か羽生結弦。しかしこれがもう、めちゃ上手かった。高音と低音の出し方、ビブラートの付け方、声の伸ばし方等、色々と東宝で勉強したんだろうな。もうここは帝劇。今見ているのはレミゼラブル。
お母さまの舞もあります。アベマリアで。この舞台、G線やらアベマリアやら好きだなぁ。この舞台、和モノだっていうの!w
途中でアンサンブルが出てきて、手でE O Aの作り方を教えてくれます。そう、<えおえおあ>タイム!嬉しいですね~。えおえお言いまくりましたよ。
そして、漢道。これが一番盛り上がる~。あのグルグル回すと膝とか髭とか出てくるやつ欲しいわ。私も一緒にグルグルしたい。
最後は、いつものこの曲です↓ これが流れてきた時、「あ~、嫌だ!終わって欲しくない」と心底思いました。
アンコール
アンコールは2回。1回目は全員で。2回目は兄弟が出てきて、「大変な時期を乗り越えよう」と言ってくれたので、乗り越える気が俄然沸いたわ(単純)これで明日から、また生きていける。
全体を通しての感想
随分、兄が兄らしく、弟が弟らしくなった様に思えました。実は前回見た時は、感動が無かったんですけど、今回見に行って、こんなに心が動く舞台だったとは!と、見終わった後、魂抜けた状態になる程でした。あぁ、見て良かった。見に行って良かったとしか言えない舞台でした。
三浦宏規のバレエが見れなかったのが心残りではあるものの、歌の成長が著しく思えました。1月にテニミュで見た時と随分変わったなぁ。テニミュに出てる2.5の人というより、東宝の人になってきてる感があるなと。私が目を付けた2.5は、どんどん東宝へ流出していくなぁ。
コロナ対策
ホール入口で、靴の消毒。サーモグラフィによる検温、自分でチケットをもぎって入場です。靴の消毒は正直やりすぎかな。QRコード読み込んで、登録もあります。任意。
ホール内の椅子はどこも座れず。フェイスシールドは貸してくれますが、誰もつけていなかったです。マスクは全員着用。座席は前後左右に人がいないように配置されています。お喋りも禁止。休憩30分の時に換気。終焉後は座席順に退場です。
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最後までお読みいただきありがとうございました。