舞台<27 -7ORDER->神戸公演初日(2020年2月21 19時公演)観てきました。こちらの記事では、レビューや感想、あらすじをお伝えしていきます。
舞台<27 -7ORDER->とは?
舞台は、多国籍⺠の流⼊によって荒廃した近未来のとある国。
10年前、国⺠を統制するために、個々を「A」から「Z」にランク付けする「AZ法」という法律が施⾏され、国⺠の⽣活は⼀変。
下位の⼈間は、⾳楽を聴くことさえも禁⽌された。
国からダウンクラスの「Z」に分類されたユウマ(27)は、そんな法律に抵抗するため、仲間達とともに「7ORDER」というグループを結成する。
メンバーは「バンドをやろう︕」と盛り上がるが、ユウマは乗り気になれず悶々としていた。
そんなユウマの⽗・カズマは、伝説のロックバンド「memento mori」のミュージシャンだった。
しかし、ユウマを産んですぐに亡くなった⺟の後を追い、⽗もこの世を去ってしまったため、ユウマは両親のことを何も知らない。唯⼀の⼿がかりは、⽗が残した⼀冊の⽇記帳。
⾃分を捨てた⽗への怒りと悲しみから、⼼に闇を抱え⽣きてきたユウマは「親⽗みたいにはなりたくない」と思っていたが…。
⽗が残した⽇記の内容を辿るごとに解き明かされていく真実。
果たしてユウマは「AZ法」の抑圧から解放され、⾳楽を楽しむ世界を取り戻すことはできるのか︖
2.5ジゲンより
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感想やネタバレ
Zの階級の主人公のユウマは両親を知らずに捨てられ、27年。鬱憤や屈折等が描かれ、不満を曲に乗せたいものの、Z階級は音楽を楽しむことすら許されず・・・といったヘビーな内容で始まるのですが、死んだと思っていた母親は実は生きていて、父親はユウマの事を思って死んでいった事を知り、ユウマの心は救われ、音楽のカリスマだった父の様に、自分も音楽を続ける事が出来るといったハートフルな終わり方です。
逆に階級が上のユウマの友達のヤマトは、検察の仕事に就いた為、大好きな音楽を無理に憎むことで苦しみや葛藤が描かれていて、「あぁ、丸尾さんの舞台だな」と感じました。
ユウマ、カズマ、ショー、ゲンキの同性愛が描かれているのは、今風のテーマといった感じでした。
印象に残ったキャスト
ユウマ カズマ 真田佑馬
主演で一人二役(ユウマとカズマ)を演じます。アコギ、エレキ、歌、キスシーンにベッドシーンと大忙しです。石井美絵子さんとのベッドシーンがあるのですが、石井さんに覆いかぶさり、胸元まで顔を沈めるんですよ!ちょ!覆いかぶさるまでで良くないですかw
ショー 定本楓馬
ボーカル役なのですが、これがカッコいい!指を立てて挑発的なポーズも、意外とはまっていました。カズマと付き合っている設定で、カズマへの愛情や嫉妬も感じられました。キスシーンで、本当にキスしていないのがもったいない←?
アドリブで神戸牛が食べたいだの何だの言ってましたが、イマイチ聞き取れなかったです。
ヤマト 財木琢磨
ユウマの友達だけれど、大好きな音楽を取り締まる側の人間になった今、ユウマを利用し、苦しみ、屈折した姿が上手でした。ユウマを一番愛していたのは、ヤマトなのでは?と思いました。
ゲンキ 中島健
ヘビーな設定の舞台の中、可愛くて明るいキャラに癒されました。元気もユウマの事が好きで、告白するのですが、「俺も愛してるよ、人として」と返されます。可哀そうな返事だなと思いました。
気になった事
財木君のスーツのサイズがブカブカで合ってないです。梅津君の着ていた服も毛羽だっていたし・・・服が気になる舞台でしたw
神戸初日は金曜の夜でしたが、客席は10列目すら埋まっておらず。2月2~3月1日までのロング公演なので、ばらけすぎた様です。
お見送り会
真田佑馬、定本楓馬、中島 健、前田瑞貴、白石康介、瓦林拓弥 さんがお見送りだったのですが、お客さん足早の為、キャストをゆっくり眺める事ができず。そもそもコロナウィルス対策として、お見送りキャスト全員マスク着用で、誰が誰だかw
先日行った私のホストちゃんのお見送りは、ゆっくりペースで歩いたし、キャストもマスクをしてなかったのにと、少し残念でした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。