舞台呪術廻戦<大阪公演>2022年8月12日 18時開演を観てきました。
大阪公演が始まる直前に、主役の佐藤流司の怪我による数公演中止、コロナ感染者激増中という悪条件でしたが、無事幕が上がりました。(ほっとしました)
流司の怪我は大丈夫なのか、この舞台を酷評している人は多い様だけど実際は?等を混じえ、ネタバレや演出について、良かった点等、偏りの無い目線でお伝えしていきます。(キャストも呪術廻戦も大好きな、熱量のある感想は他の方譲りますw)
舞台 呪術廻戦 大阪公演<メルパルク大阪>
良かったキャスト
●五条悟 三浦涼介 目隠しなしでも登場
この舞台呪術廻戦で、何が一番良かった?!と聞かれたら、三浦涼介の五条悟と即答です。何もかも完璧で完コピで超驚きます!声や喋り方、雰囲気が、アニメの五条先生そのものです。
リョンくんは、仮面ライダーの頃から知っていますし、生で何度かお芝居も見ていますが、こんなにハマってる役は初めて見ました。「これはリョンくんじゃない。五条先生って実在したんだ!」と、勘違いできるレベルでした。
基本、目隠しをしているのですが、2幕からいつのまにかシレっと目隠しをはずしています。何事もなかったかの様に。
何故か七海はメガネ?つけたままでしたが。
●虎杖悠仁 佐藤流司
キャストの発表が出た時、「この役、流司がやると強すぎるな」と思いました。実際に悠仁と流司が戦ったら、流司が勝ちそうでしょ?w という冗談はさておき。実際に観ると、バトルシーンが多い為、悠仁の強さが前面に出ていますし、悠仁は宿儺でもあるので、強すぎるというわけではないなという印象に変わりました。
それにしても、かなり激しいアクションシーンにダンスもあったものの、無理をしている様でもなく、「どこを怪我してるんだろ?」と思う程。安心して見る事ができました。
●真人 太田基裕
もっくんは、<ミステリアスで妖艶で、少しイカレた怪しげな中性的キャラをやる人>になりましたねw 今回は序盤の話ですので、原作では真人はまだ、ミステリアスで妖艶なキャラ。しかしもっくんは、思いっきりイカレた真人を早々に打ち込んできましたよ。 脱ぎまショウか?と言い出しかねないw
●伊地知 田中穂先
この舞台のダークホース!伊地知さんというキャラを非常に面白く使っていて、正直、原作以上のキャラに仕上がっていますw それをまた上手に演じている田中穂先さん。伊地知さんの出番の際は毎回笑いが起きます。初見の方でしたが一気にファンになってしまう、そんなオイシイ役どころです。
演出について
プロジェクションマッピングが凄い!
この舞台が良いのは、舞台の手前、真ん中、後方に、何枚も設置された透明のスクリーンを、場面に応じて上げ下げし、プロジェクションマッピングを自由自在に操るところ。スクリーンの後ろに演者がいる事が多く、演者の手前にプロジェクションマッピングの映像が流れるのが特徴です。プロジェクションマッピングの魔術師ですね。
歌が良い
メインどころのキャストが一人ずつ登場するたびに、キャラクターご紹介ソングを歌います。カッコいい曲がとても多くて、ここにギターやドラムがいたら、完全にライブとして成立するレベル。
超カッコいい、夏油傑役の藤田玲、ムード歌謡っぽい曲を歌う七海健人役の和田雅成の対比も面白い!
▼動画で確認してみてください
映画のシーンが面白い
悠仁が映画のDVDを見まくるシーンは、舞台ならでは。キャストが5名程出てきて、やくざの格好をしたキャストは任侠映画を、女性アイドルの格好をしたキャスト(男)はアイドル映画を・・・
悠仁が「今日はアイドル映画を見よう」と言うと、アイドルの格好をしたキャストが前に出て、面白い事をやってくれる、ゆる〜い、面白いコーナーです。おそらく日替わりやアドリブだと思います。
映画を見るシーンは、もう一箇所あって、悠仁が順平と順平のお母さんと一緒に食卓を囲んでいる、あの楽しいシーンで、「どんな映画が好き?」という会話で、先程の映画の格好をした人たちが登場。ゆるく面白い時間が再び始まります。キャストがガチで笑ってしまうのが必見です。
伊地知さんが良い
この舞台の最高のスパイスの伊地知さん。出てくるシーンは全て面白く、手作り感満載の<ダンボールにタクシーの絵を描いた様な>タクシーを抱えて、タクシーの運転手をするシーンがチープで笑いを誘い、虫取り網を振り回す姿もコミカル。愛すべき伊地知!
帳の下ろし方が最高!
舞台が終わった直後、曲を流しながら一番手前のスクリーンに、エンドロールが流れます。まるで映画を観終わった様な気分になりつつ、その間、観客はずっと手拍子。ロールが流れ終わると、キャストが全員登場し、挨拶の際、ピースサインの様な、あのポーズをします。
そこで悠仁が「伊地知さん、お願いします」の掛け声で、伊地知さんが呪文(セリフ)を唱えて、帳(スクリーン)が降ります。まさに、帳が降りる、この舞台の帳が降りるという意味ですね。
実はこの後、カーテンコール(帳コールというのか?)があり、今度はお客さんも全員あのポーズをし、悠仁のコールで、再び伊地知さんが呪文を唱えるも、帳(スクリーン)がいつまでたっても、降りてこない!w 「あの〜、今の状況がわかる方はいますか〜?」と伊地知さんが上へ向かって(スタッフ)言い、ようやく帳が降りて終了しました。これ、わざとでしょうね。伊地知いじり?w
2年生は必要ないかな
今回の舞台は、順平が死んで真人とのバトルまで。2年生は必要が無いのでは?それとも重要な役目が?と思って観ましたが、やはり必要無いと感じました。
今回の2年生は、にぎやかし役で登場。真希がスタンドマイクで、2年生のご紹介ソングを歌いまくり、、棘はほぼ無言、パンダはパンダw 次の作品の伏線という事でしょう。
呪術廻戦は酷評する舞台なのか?
2,5次元舞台のど真中あたりの出来栄えだと感じます。原作を理解し、各キャストや演出家のやり方が理解できるなら酷評は出ないと思います。あまりにひどい出来栄えでしたら、私もきちんとお伝えしています。(誰が見てもひどい舞台は稀にあります)
映画でもアニメでもそうですが、どんな作品でも原作を超える事はめったに無いのは百も承知です。
舞台だからこそ出来た、映画DVDを選ぶ面白いシーンや、バトルの臨場感は原作には真似出来ない事ですので、「なるほど、舞台だとこんな事ができるのか」と、ますます呪術廻戦が好きになったり、先に舞台から入って原作も楽しむ事が出来るのが良いですね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。