キルミーアゲイン２１大阪公演を観てきました！鹿殺しらしい、音楽、ダンス、笑い、シリアス、涙、そしてどんちゃん騒ぎ（主にコレ）と、濃厚濃密、盛りだくさんすぎて、観ているほうが息切れする?２時間を楽しんできましたw
大阪公演のホールやロビーのお花の様子も撮影してきましたよ。
とっちらかった記事ですが、まともなレビューは他の方に譲るとして、楽しかった熱を感じて頂ければこれ幸いです。
キルミーアゲイン２１ 観劇レビュー
あらすじ
ダム建設が迫る、たにし村。
高校卒業以来１７年ぶりに故郷に集結した元演劇部員たちが、村に伝わる「人魚伝説」を題材に、演劇によってダム建設に反対し、村を守ろうと立ち上がる。
同時進行で描かれる１７年前の過去と、現在が交差しながら話は進む。
レビュー
１７年ぶりに、たにし村に帰ってきた藪中（真田佑馬）。客席の通路を通っての登場。この演出、非常に嬉しいです。どんな舞台も、コロナの影響でキャストが客席を歩く事が出来なかったので、たったこれだけの事ですが「良かった。やっと日常が戻ってきた」と安堵しました。
村についたとたん、河本（丸尾丸一郎）がイノシシを担いで登場。早速、鹿殺しの「笑わせにかかってくる」感じがビンビンです。もう面白いｗ
村がダム建設で沈みそうになっている事や、村に伝わる人魚伝説の話を聞いた事で、それならば人魚伝説をお芝居をして、ダム建設反対運動をしようと立ち上がりますが、ドタバタコメディの連続で、芝居をしたいだけなのか、ダム建設中止にしたいのかわからん状態に。このあたりはもう吉本新喜劇。
お芝居の内容はというと、
戦隊ヒーローが出てきたり（すでにマーメイド梅津）
劇団四季のリトルマーメイドの丸パクリ（オマージュ）があったり（このヒトデやくらげ、四季で観た事あるw)
秋元康のオマージュ、おニン魚クラブでは、セーラー服を脱がさないで、バレンタインデーキッス等～不協和音の替え歌がバンバン出てきて面白いのなんの！いつのまにやら全員マーメイドw
他にも、曲のオマージュはリトルマーメイドやクイーン等、色々ありました。
たにし村のキャラクターも、たにっしーは、声も姿もふなっしーにそっくりで、ブッシャーと何かかけて攻撃してました。
とまぁ、ドタバタ劇でしっちゃかめっちゃかは続くのですが、それと交差して１７年前、この村で起きた、水没で吹奏楽部の部員が全員が命を落とすという悲劇も描かれていて、こちらはしっとりと悲しいシーン。
そしてサックス等の鳴り物で賑やかな、鹿殺しらしいシーンも良き。
少しひっかかるのは、この話の主役である、やまめ（菜月チョビ）さんの存在がいまいちわからない。彼女は人魚なのか、実在している人間なのか、１７年前には存在していたのか、藪中にのみ存在していたのか・・・どうも理解できないけれど、まぁ、それはそれで良しとして心の中にそっと閉まっておきましょう。
演出で凄いと感じたのは、大きな左右の柱が傾く所。これがかなり迫力があって、映画みたいでした。こんな危なっかしい事、舞台でできるんだなぁ。
それと、やたらと、はらわたが出てきます。ただの赤いテープですが、キモイですw はらわたで大縄跳びをしてみたり、「夢と希望とはらわたを胸に劇団を・・・今は夢と希望が無くなった」というシーンでは、結局今は、はらわたしか残ってないのかと笑わせにかかってきます。
そんなこんなで、ドタバタ、笑い、ダンス、シリアス、涙でお腹いっぱい。最後は真田佑馬君がドラム？を叩き、再び客席の通路を通って幕が下りました。
最後はチョビさんの挨拶。西宮の高架下で、劇団鹿殺しを旗揚げして２０年。みんな色々あって、親が病気したり、団員が禿げたりw、お客さんも同じように年を重ねているので、みんなが少し離れてしまう時期もありますよねというお話をされていました。
旗揚げ２０年は嬉しい事だけれど、２０年経ったリアルがここにあるんだなと感じました。
大阪会場の様子 ロビーのお花等
IMPホール入り口です。検温と消毒をして入ります。
ロビー通路はお花でぎっしり！昨今のコロナ対策で、お花を禁止されているので、癒されますし嬉しい気持ちになりました。とっても良い香りに癒されます。真田佑馬、梅津瑞樹の二人のお花ばかりです。若干、真田佑馬ファンが多いかな。
ロビーは椅子に座ってOKでした。コロナ対策で、ロビーの椅子禁止の所が多いというのに、IMPさんありがとう。
真田君は客席の真ん中左の扉から入って、左の通路を通って舞台に上がっていきました。通路側の人はラッキー！
前回は舞台27 -7ORDER-で、真田、梅津のお二人を観ました。２０２０年２月で、コロナがはじまった頃。お見送りがあったけど、キャスト全員マスクをして、大げさだなと感じていたけれど、まさかマスクが必須の時代になっているとは。
最後までお読みいただきありがとうございました。
