美容家でタレントのIKKOさんが、<1ミリの優しさ>という人の心に寄りそう、とても素敵なエッセイ本を出されました。
還暦のIKKOさんが、まだ10代の駆け出しのころからの、失敗や経験を振り返りながら、優しく語りかけ、寄り添ってくれる。そんな温かい本です。
こちらの記事では、IKKOさんの本<1ミリの優しさ>の内容、特に心に響いた言葉をピックアップしながら、中身をお伝えしていきます。
<1ミリの優しさ>IKKOの前を向いて生きる言葉
コロナ渦の2年で、今求められているのは<優しさ>ではないかと思うようになり、1ミリでも相手に寄り添い、1ミリでも愛を注ぐことが大切だと感じたIKKOさんが、ご自身の人生経験による重い意味合いを柔らかくシンプルにお伝えしています。苦しいときや立ち止まってしまったときの心のお守りになればというコンセプトの本です。
第1章 前を向いて生きていくための言葉
自分自身を愛することの大切さ
毎日毎日、お花にお水をあげるように自分を愛して。
手間暇かけて愛したものは形がどうであれ美しく見えるものだから。
上の赤字の部分の言葉がとても響きました。
私の事を例に上げると、美顔体操をしているけど、ほうれい線は消えないまま。でも何もしていない時の顔とは違うんです。顔の手入れをすることで、顔と向き合い、自分と向き合って、自分を可愛がる事で、表情がイキイキとして肌艶が良くなって、美しく見えるんです。造形的な美しさではなものを手に入れた感覚でしょうか。
ゆっくりぼーっつとする時間も必要
しんどいときは、ゆっくりゆっくり、ぼーっとしながら、だらしない生活を送りなさい
「だらしない生活を送りなさい」とてもパンチのある言葉です。
「だらしない事は罪、ダラダラしてはいけない、時間の無駄」と、強迫観念とも言えそうな謎の言葉が私の頭の中に常に流れている事に気づきました。大昔に誰かに言われた事を、真面目にそのまま守っていたのかな?
一体どこの誰が言ったのか?もう覚えてもいない人の価値観の押し付けは今更どうでも良く、どうせその人、今頃ダラダラしているに違いないw
これからはIKKOさんの言葉を守ってだらしなくねw
間違ってはいけない、失敗してはいけないはダメダメ
「大丈夫、上手くできる。私は上手、上手」と思い込むことを続けるうちにトラウマが消えていったのです。
私も仕事で失敗した事があり、上司に「こういう事が出来ないのなら、この場所にはいられない」とクビをほのめかす様な言葉を投げられ、トラウマになりました。失敗してはいけないという物凄いプレッシャーで何もできなくなり、結果、仕事をやめることに。
そもそも人は失敗するものだし、失敗する権利があるという事、上司が悪い事が今となっては、わかっていますので、この先は「大丈夫、上手くできる」と言い聞かせて上司のトラウマ克服していきたいなと思いました。
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2章 人付き合いをラクにする言葉
比較してはダメダメ
今いる場所と「相性」が合うのであれば、それは素晴らしい環境だということを忘れないでほしい。手放してしまうと、もう同じ場所には戻れないから。
今持っている自分の幸せに気づいてはいるけれど、しっかりとかみしめていないので、痛いところを突かれた思いです。
今いる場所は普通の状況ですが、「もっと良い環境があるのではないか?」つい前のめりに動いてしまい、余計な事をしてしまうタイプです。
一言で言うと、<足るを知る>ですね。
第3章 信頼できる人になっていくための言葉
この人は信頼できると感じる3つのこと
2つめは、伝えた期日や内容を間違いなく理解してくれるスピードがあること。
3つめは、何か問題が起きたときに、品格が感じられる真摯な対応。
3つめが私には非常に難しいです。問題が起きると冷静ではいられないもの。そんな時に品格や真摯な対応という真逆の行動ができる人は憧れます。その人も実際は焦っているのでしょうが、そんな風には見えない様に、経験を積まれているのでしょうね。
第4章 歳を重ねるほど美しく生きていくための言葉
品格も真似から
決して裕福な家に生まれたわけではないけれど、モナコ王妃にまでなったグレースケリーの生き方が好き。
品格というのは、所作、言動、心の美しさ、全てが反映しているもの
先ほど第3章で出た品格を、身に着ける方法です。生まれながらにあった品格はしかたがないけれど、生まれてから身につけられる品格は、ゆっくりと手に入れていけばいい。そのためには、グレースケリーの様な人をお手本にしていきましょうという事です。
グレースケリーではなくとも、あの人は品格があって素敵だな、あんな人になりたいなという人を見つけて真似していくと良いですね。タカラヅカの女優さんは、お手本になりやすいかもしれませんね。
歳を重ねたら「見ざる言わざる聞かざる」も大切
「何が大切で、何がどうでもいいことか」を見極めていくこと。
昔からある「見ざる言わざる聞かざる」という言葉の通り、自分にとって必要でないことにはあまり介入せず、シンプルに生きて体力を温存することが大切。
50歳位の方なら「いく通りもの経験を重ねてきたという宝」を、これまでの莫大な経験値により、自尊心や自信や揺るぎない何かを手に入れて自分を確立し、ラクに生きていけるようになる頃だと思います。同時に、体力やエネルギーが減っていくため、今後のお勉強は、シンプルに生きていきましょうという事です。はい、身に染みていますw
まとめ
いかがでしたか?IKKOさんの経験から語られる言葉で、そうそう!と頷いたり、ハッと何かに気づいたり、じんわりと涙が出てきたりするのではないでしょうか?。<1ミリの優しさ>まだまだ素敵な心温まる言葉はたくさんありますので、気になった方は<1ミリの優しさ>を手に取ってみて下さいね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。