エイズ予防財団主催のボヘミアンラプソディー上映会と講演会に参加してきました。エイズの知識を大幅にアップデートでき、最新の治療でHIVでは死なない！というより死ねないレベルになっている事を知りましたので、これは多くの方に知っていただいたほうが良いと思いましたので、講演会で聞いたお話をお伝えしていきます。
エイズ予防財団ボヘミアンラプソディ上映会と講演会
２０１９年１２月１３日、大阪ヘップファイブでボヘミアンラプソディーの上映会と講演会がありました。まず、ボヘミアンラプソディーの上映があり、その後、FMCOCOLOのMCの方が進行で、大阪の病院で長年エイズ患者を診てこられたドクターのお話です。
HIV感染しても薬を飲めば死なない
HIVでは死ななくなった様です。エイズの治療は日進月歩で、今は良い薬がありますので、１日１錠薬を飲み続ける事で、死ぬことは１００％無く、普通に暮らして、ほぼ普通の寿命まで生きる事ができます。以前は何十錠の薬を大量に飲んでも、それほど効果が無かった時代もありますので、かなり進歩した様です。
１日１錠飲むのは大変と考える人もいるかもしれませんが、毎日のサプリと同じ気持ちで飲んだり、年を取れば必然的に血圧の薬やらを毎日飲む方は多いですので、そういった考え方で気持ちをラクに考えてみてはいかがでしょうか？
朗報！人に感染させる事がほぼなくなる
薬を飲み続ける事で、血液検査をしてもHIVウイルスが測定できない程、数値が減る事で、他人へ感染される事がほぼなくなるそうです。先生は、大雑把に言ってゼロだとおっしゃっていました。これは素晴らしいですね！司会のFMCOCOLOのMCの方も、とても驚いていました。
エイズのカリニ肺炎でも死なない
エイズを発症するとフレディマーキュリーの様に、カリニ肺炎になって亡くなる場合が多かったのですが、今はその治療方法もあり、カリニ肺炎になっても死なないそうです。フレディが死んだ時代はまだカリニ肺炎の治療法も無かったという事だそうです。
エイズ患者の死因は？
エイズ患者の死因は、ごく普通の人と同じく、心筋梗塞や交通事故等で亡くなるそうです。エイズが原因で死ぬという時代ではないそうです。
子供をもうける事ができる
お父さん、お母さんの両方がHIV感染していても、子供を産んで育てる事ができます。母乳を与えない事で、子供へのHIV感染が１％以下に抑える事ができる様です。
HIV感染予防方法は？
１）性行為（精液・膣分泌液）
★性交・オーラルセックス（口腔性交）の際は、必ずコンドームを使う
★性器具の共用をしない
２）血液を介して
★注射器具の共用をしない
３）母親から赤ちゃんへ（母子感染）
★予防措置〔服薬、帝王切開、人工栄養（粉ミルク）での養育〕を行う
HIV検査は無料
HIV検査は無料で、病院や保健所、専門の機関でできます。大阪ですと心斎橋のchotCASTという所でできます。梅毒やB型肝炎の検査もできる様です。
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エイズ完治する事はできる？可能性は？
エイズ完治する事は今のところはできない様で、可能性もまだわからないのですが、完治させるというよりも、死なない、苦しまないという考え方のほうが大切なのではないでしょうか？となると、死なないですし、苦しまない様です。
HIV感染しない生活を心がけ、年に一度は無料で検査、その結果感染していたとしても薬でHIVウイルスが測定できなくなるまで数値を落とす事ができ、他人への感染も防げる。普通に生活し、子供をもうける事ができる。ほぼ普通の寿命まで生きる事ができ、普通の死因で死ぬ。という何も怖くない状況ですし、その間にエイズ完治の治療方法ができれば更に良しと言った考えで十分かなと思われます。
あと５年フレディが生きていたら
フレディが死んでから５年後、HIV治療薬が劇的に変わったそうです。ですから、フレディがあと５年生きていたなら、今もフレディの歌声が聞けたでしょうねと先生がおっしゃっていました。この様に、エイズやHIVの治療に関しては日進月歩で進んでいますので、正しい知識と今できる対策をしておけば良いとのお話でした。
今回、先生のお話を聞き、「なんだ・・・エイズって今こんなもんなのか」と脱力。エイズで大騒ぎしていた時代はとっくに終わっていましたｗ
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最後までお読みいただきありがとうございました。
