舞台<かげぜん>兵庫公演感想レビュー!相楽伊織と上遠野太洸主演!八神蓮も

舞台、ステージの感想
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舞台 かげぜん 兵庫公演 兵庫県立芸術文化センター(2020年1月29日 18時半)観てきましたので感想レビューをお伝えしていきます。

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舞台かげぜん ストーリー

終戦間際の混乱期。

口減らしの為に養子に出された神代大吾は貰われた家に子供が出来た為に捨てられ、詐欺師となる。

詐欺師仲間から、目の見えない金持ちの老婦人みつの孫・ショウジのふりをして財産を奪う話を聞かされる。ショウジは喧嘩の仲裁に入った所を刺されて死亡していた。ショウジのフリをして彼女の家で暮らすも、一向に財産は見つからないまま。しかし人が良い大吾は、みつの世話を焼いたり、空襲警報で家が燃えた近所のとしこを命からがら助け出したりと、大吾の優しさが見え隠れする。

ある日、ショウジの元へ、青森からお見合い相手の、たえがやってきた。純粋なたえはショウジに惚れるも、ショウジに扮した大吾は、財産目的で見合いに来たのなら、自分と同じだと、たえに自分が詐欺師だと告白する。その事を聞かされたたえだが、大吾の人柄を買って、この事はみつが傷つかない様に黙っている事に。
ある時、暴力で支配している刑事が、ショウジが大吾だと勘づく。刑事の妹は大吾に結婚詐欺としてお金を巻き上げられた後、逃げられ、その4か月後に妹が死んだ過去があった。大吾の事が許せない刑事は、捕まえた女性詐欺師仲間の目の前で、こいつは誰だ?と暴力を駆使し、吐かせようとするも、女性詐欺師は意地でも、ショウジが大吾だという事を吐かなかった。
しかしそのタイミングで、ショウジ宛てに召集令状が届く。ここぞとばかりに高笑いをする刑事。何とか逃げようとする大吾だが、刑事が張り付いて逃げられない状況に。みつとたえは、刑事の気を引いているうちに、大吾を逃がす作戦に。実はみつは大吾がショウジでない事をとっくに知っていた上、隠し財産が置いてある長野の別荘の鍵を渡し、これを持って逃げる様に説得する。
しかし、大吾はショウジとして戦場へ向かう事にした。
3年後、戦争は終わったが、大吾はたえとみつが待つ家に戻っていなかった。生死がわからない状態で、「かげぜん」をして待つ毎日。そこに刑事がやってくる。すっかりおちぶれていた刑事だが、大吾が戻ってきていない事を知り、ショウジはもうすぐ帰ってくるでしょうと言う。妹がだまし取られたお金が誰からか戻ってきた事や、ショウジが通っていた大学へ足を運び、残っていた写真を見て、間違いなく、ショウジだった事を話し、大吾だと疑って暴力行為におよんだ事を詫びる。

それを聞いたみつは、かげぜんに抱き着き、号泣する。

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キャストの様子

大吾 ショウジ役 上遠野太洸

詐欺師の大吾の時は低い声で悪者っぽく、おばあちゃんの孫のショウジの時は高い声で可愛らしく演じられていました。彼はヒーローの様な主演が似合うタイプの人ですね。カーテンコールの時、「役者って楽しい!」と心の叫びを声にしていましたので、満足のいくお芝居が出来ていたんだと思います。

たえ 相良伊織

ピュアで太陽な心のたえが可愛らしかったです。戦時中の青森から上京してきた若い女の子は、ピュアで芯があってたくましいんだなというのが、上手に演技されていました。カーテンコールで素の彼女に戻った時は、現代の子といった感じで、全然イメージが違って驚きました。それだけ上手でした。

刑事 八神蓮

王子は全然変わらないですね、 顔から何から何までw 悪い役なので声を低く出すのが難しかったのか?普段から通る声では無いので、少し聞きずらい部分もありましたが、いつもどおりカッコ良かったです。カーテンコールでは、「くさやが舞台にでてくるので、みんなでくさやを食べに行きました」と言ってました。どうしても言いたかったそうですw

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感想

非常に良いお芝居でした。詐欺師が良い人なのが感情移入できますし、ショウジになりかわって、戦地へ行く覚悟は素晴らしいです。最後は、大吾が戦地から戻ってきているっぽいけれど、家には戻っていないのかな?のちに帰ってくるのか?はたまた死んだのか、ちょっとわかりづらい演出だなと思いました。

兵庫が大千秋楽でしたので、最後は客席のみんなで写真を撮りましたよ!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。