映画キャッツが公開され、賛否両論の様なので、舞台(劇団四季)版との違いを知る為に見てきました。なるほど!だから賛否があるのだなと、私なりに納得した部分や、映画版と舞台版の違いや、それぞれの良さを。またキャッツにはストーリーが無いと言われているのですが、果たしてそうなのか?感想と共にお伝えしていきます。
キャッツのストーリーは無いの?内容を簡単に説明
キャッツにはストーリーがほとんどありませんが、少しだけあります。
都会のゴミ捨て場の猫達の中から選ばれた1匹が年に一度、天界に登り、生まれ変われる日。その為に、自分の特技を歌や踊りやらでアピールして、選んでもらおうとするというストーリーです。
たったこれだけなのです。生まれ変わりたいという軸になる話が5%程度。猫達は自分の特技を歌ったり踊ったりして(ミュージカルなので)アピールするが95%というのがキャッツの内容です。
映画キャッツが好評、不評なのは?
映画キャッツが悪評な理由は?
舞台版キャッツを見て、ストーリーがほぼ無いミュージカルだという事を、大前提で知っておかないと、普段から普通に映画を見ている人には「何、このストーリーの無い映画は」となる様です。
逆に舞台版が好きすぎる人は、それぞれの思いで、色々と文句が出る様。
それとピッタリとした猫のボディスーツを着ているので、ビジュアルが気持ち悪いと思う様です。
映画キャッツが好評な理由は?
舞台版を知っている人にとっては、「舞台版に比べると、随分ストーリーを感じやすく描かれている」と感じるそう。やはり映画ですから、話の筋に沿ってきちんと物語が進んでいます。
それと、ダンスや歌が好きな方、ミュージカル映画が好きな方には良い様です。
映画と舞台劇団四季キャッツとの違いや良い点、悪い点
映画と舞台劇団四季のキャッツとの違いは、映画は歌やダンスに特化している。劇団四季は猫の動きや身体能力の高さに特化していると感じました。
映画キャッツの良い所
映画は字幕で見たのですが、歌唱力の高さは素晴らしいです。これは英語のリズムで歌うと美しく上手に聞こえるので当然なのですが、日本語は抑揚のない平らな発音をする為、それを英語の曲に乗せて上手な人が歌っても限界があると常に思っています。
バレエ等のダンスシーンが多いので、見ごたえがあります。
猫のしっぽや耳がピョコピョコ動くのが可愛らしいです。
舞台劇団四季キャッツの良い所
いかに猫らしく見せるかという事にこだわった動きをしています。本当に猫の動きに見えますし、身体能力の高さも、猫っぽいです。
映画キャッツの悪い所
猫の動きが猫に見えません。劇団四季と比べると、やはり日本人と骨格が違うからなのか、繊細な動きができていません。猫が歩いている姿は、ただ人間が四つん這いになってはっているだけに見えます。
舞台劇団四季キャッツの悪い所
ただでさえよくわからないストーリーが本当にわかりません。劇団四季やミュージカルが好きでもキャッツはストーリーが無さ過ぎて・・・
映画、舞台キャッツの共通の見所
有名な「メモリー」を歌うシーンです。悲しみを背負った猫がメモリーを歌い、天界に行って生まれ変わる事ができます。ここは涙が出ますよ。メモリーを歌う猫は映画版では元女優猫、舞台版では、元娼婦猫です。
▼映画版メモリーのシーン
それと、鉄道猫のシーン。映画版では列車が助走をつけながら発進していく様子をタップダンスの音で表現しています。舞台版ではゴミを集めて、猫たちが列車を完成させます。映画は音で、舞台は目でそれぞれ楽しめます。
▼舞台版鉄道猫のシーン
今日は #鉄道の日 なのだそう。
鉄道といえば、『キャッツ』に登場する鉄道猫 #スキンブルシャンクス !
仕事熱心な彼は、今日もみんなが快適な夜行列車の旅を楽しめるよう、勤しんでいることでしょう。
キャッツ・シアターに向かって、さぁ出発進行♪#キャッツ pic.twitter.com/Pzy0RWP4s5— 劇団四季 (@shiki_jp) October 14, 2018
映画キャッツの感想
マンカストラップ役のロビーフェアチャイルドの甘い歌声が素晴らしいです。ファントムっぽい歌声です。それに、バレエのプリンシパルですので、美しいバレエが見られたのが大満足です。
鉄道猫のタップシーンが舞台版と遜色ない出来だったので、このシーンからようやく気持ちを入れて見る事が出来ました。
ダンスや歌のシーンがかなり多いのが逆にネックです。ダンスや歌は生で見聞きしないと心が動かないものだなと感じています。
テイラースイフトが胸がある(他の雌猫は胸が無い)セクシーで、またたびを振りまいて惑わす、フェロモン小悪魔系の猫なのですが、この様な演出は舞台版にはありません。テイラースイフトを出演させるからという大人の事情が見え隠れ・・・が気になります。
結局、総合すると、良くも悪くも普通という評価になりました。
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皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。